オオミズアオ@夏休み自由研究
ゴーヤに水をやろうとしたら、葉の間になにやら白いものが・・・白地に青磁色をうすくかけたような色をした大きな蛾が、葉の裏にとまっていた。
部屋に戻り名前を調べたら、オオミズアオ(大水青)という蛾らしい。この蛾は全国に分布しており、年二回、4-8月に出現とあるから、ちょうど時期もあっている。
オオミズアオ(大水青)という名は、いかにもこの羽の色から名づけられたように思うほど、どこか涼しげな日本画の絵具のような色をしている。日が暮れるまで、そのまま葉の裏にいたが、翌朝は消えていたので夜のあいだにどこかへ行ったのだろう。もしかしたらインファント島へ飛んでいったのか・・・と、これが通じるのは、古い世代だけかも。
そういえば先日行った「どくとるマンボウ昆虫展」でも、この蛾を見かけたような。
中央公論社版の「どくとるマンボウ昆虫記」を開いてみたら、「天の蛾」の章で、”もっとも特色のあるヤママユガはオオミズアオであろう・・・日本的な幽霊の相がある”に続いて、幽霊の話しが語られていた。なるほど、この蛾の色合いは、明るい太陽でなく夜の月明かりに照らされた色をイメージさせる。
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