もしかして忘れられてますか?
涼しさを通り越し寒さを感じる陽気となった日曜日、某鬼子母神へ向かう。
JRの駅から寺へ向かう長い道、その中間に私鉄の駅がある。私鉄の駅を中心に、北へ向かえば上り坂が寺の山門まで続き、南へ向かえば平坦な道がJRの駅まで伸びている。
その私鉄の駅近くに、暖簾(のれん)に京染めと書かれたお店がある。渋い色の反物が飾られたウインドー、まだ入ったことはないが、ガラス戸越に見える店内はとても静かなたたずまいで好ましい。
ところで、この店と右隣の店の間に看板が立っている。何かがぶつかったのか、板の端が、めくられたように折り曲がっている。
ちょっと気になり裏側を見たら、
正式には警戒標識という黄色い地の道路標識だが、この状況では板が道路に並行になっているので車からはまったく見えないし、しかも、すっかり錆びつき絵も見えにくい。これって、もしかして改修するのを忘れたのか、それとも設置されていること自体すでに忘れられているのかも。そう思うと、この標識がきゅうにいとおしくなる、できればこのままそっとしておいてほしい。
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