ここ数日、東京は、きれいな晴天がつづいている。
風もなく、ちょっと急ぎ足で歩くと上着を脱ぎたくなる。いつもなら地下鉄向かう場所も、徒歩で行きたくなり実際に歩きはじめると、これがきつくなった。以前なら、二駅程度平気だったが、一駅で断念してしまう。
ところで、秋の日は短い。
空が青から藍色になり、西の空のふちが少し赤みを帯び、体を包む空気が少し冷たく感じるようになると足早になってしまう。日の出とともに起き、暗くなる前に家に帰りなさいと言われた子供の頃の記憶が、ふとよみがえるのか、早く戻らなければとあせってしまうのだ。
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