木枯らし吹く
縁側に冬の日脚が早く傾いて木枯らし吹く
今日(11月1日)、東京地方に木枯らし1号の発表があった。日中の日差しは暖かくそれほど寒さを感じさせなかったが、午前中は北風が強かったので木枯らし1号の宣言となったのだろう。
毎年、木枯らしの季節になると、空の青さが増すとともに地面は赤や黄の色で染まりはじめる。
紅葉の落ち葉に加えて大小の木の実が落ち始める。とくに目立つのは、小振りなリンゴほどの大きさの花梨の実。完全に熟すと黄色くなる花梨だが、まだ少し緑が強い実が地面に落ちているのを見かけることがあり、先日も2個ほど拾ってきた。
このように花梨の実は落ちやすい印象があるが、冬枯れて葉がすべて落ちた枝に丸々太った実を見ることもあり、そう簡単に落ちやすいとも言えない。いずれにしろ黄金色に輝く花梨の実は、晩秋から初冬の透明な空のなかによく映えるのは確かだ。
もちろん花梨は見るだけでなく、花梨といえば花梨酒作り、これもこの季節の風物詩。
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