黄昏
都心へ出かけた帰り、電車で荒川を渡る。
窓の外を見れば、地平線に建物のシルエットが黒く浮かび上がり、空のふちが赤く染まる。空は地平線から上に向かって赤から黄をへて紺色、川面全体は黄金色に輝いている。黄昏と言うのだろうか・・・。
黄昏といえば、ヘンリーフォンダとキャサリーンヘップバーンが出演した映画(1981年)があった。年老いた父とその娘を静かに描いたような作品で、ジェーンフォンダがプロデュース・出演し、ヘンリーフォンダにアカデミー主演男優賞、キャサリーンヘップバーンに4度目の主演女優賞をもたらした映画の邦題名が「黄昏」だった。ヘンリーフォンダは長い映画キャリアを持ち数多くの作品に出演したが、この作品で初めてアカデミー主演男優賞を受賞、そして翌年死去しこれが遺作となった。
ところで映画「黄昏」を検索したら、原題が「On Golden Pond」となっていた。、直訳すれば”金色の池(湖)”と言うのだろうか、たしか映画の中にも夕陽が反射している湖のシーンがあったような。映画「黄昏」の舞台となったニューイングランドとはだいぶ違うが、広い荒川の夕暮れの景色も”黄昏”という言葉が似合うように思う。
荒川を渡る電車から撮影
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