クリスマスメロディが響くとき
クリスマスコンサートを目指して私鉄に乗る。午後の明るい陽ざしがあふれる電車は、意外なほど心地よく、朝の寒さが嘘のよう。
乗り換えのため下車したターミナルでは、デパートもショッピングアーケードもクリスマスケーキの販売が始まっていた。クリスマスイブにはまだ1日早いが、祝日の買い物客を目当てにしたのだろう。
アコーディオンのiwakiさんのクリスマスコンサートが行われるギャラリー平左衛門は、旧利根川運河に面した道沿いに竹林を従えて建っている。元は蔵だったそうだが、改装されてギャラリーとなり各種イベントを行っている。蔵といって窓を通して室内の所々に日が入り、それが白壁に反射して明るい。(ところでこの運河は、今は土手のはるか下に細い流れになっているが、かつては汽船も通っていた銚子と東京を結ぶ重要な航路だったそうだが、詳しいことは川歩きの話題のときにまた・・・)
iwakiさんと黒川さん(ギター)で始まった演奏は、フランス、アメリカ、イタリア、アルゼンチン、ベトナムを舞台にした曲が続く。二つの楽器がまるで掛け合いをしているように、ときに力強くそして優しく蔵の中に響いてく。美味しいお茶とケーキ付きの休憩を挟んで第二部になると、ボーカルのkeiさんの温かい歌声が加わり、蔵の中の雰囲気は一層優しくなった。
クリスマスメロディを挟んだ演奏が終わる頃には、蔵の中に差し込んでいた日差しもかげり、竹林の上に広がる空も暗くなりはじめていた。演奏の余韻にひたりながら駅に向かえば、鉄橋の向こう側に陽が沈み、空気が少し冷たくなる。心地よい冬の一日が暮れ始め、気分はすっかりMerry Christmas。
皆さんMerry Christmas
なお、iwakiさんは、来年は新たな方向を目指すそうですが、このメンバーでのライブコンサートがあと一回、25日に両国ペールギュントで予定されています。
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コメント
じんた堂さん!!
休憩の時に、お顔をみつけたときの驚きったら!!
すごいサプライズでした。
このあいだの明治百話での再会もうれしかったですが、昨日も相当うれしかったです。
しあわせなクリスマスイブイブとなりました。
ありがとうございました。
じんた堂さんも、どうぞよいクリスマス&お年をおむかえくださいね!
投稿: iwaki | 2008/12/24 09:27
iwakiさん、昨日は心地よい音楽をありがとうございました。
どうしてあんな力強い演奏ができるのか驚くとともに、とても優しい響きにすっかりなごんでしまいました。
来年の飛躍と作品を楽しみにしています。
投稿: じんた堂 | 2008/12/24 20:05