雨空はるか
昼間は雲間に青空も見えたが、昨日、一昨日と二晩続けて激しい雨と雷、我が家はBS放送がしばらく受信不能状態だった。
大雨になるとBS放送の映像が、まるでコマ送りが遅くなったようにカクカク画像になったり、まったく停止したり、さらに画面が真っ暗になり「受信できません」の表示が出てくるときがある。年に3-4回はあるかなという程度だし、電波が気象に影響を受けることはしかたないので、こんなものかと思っている。
ところで先日のGPS気象予報というのをTVで紹介していた。
詳しいことは、日本測地学会のGPS気象学で解説されているが、GPS電波を利用して大気状態(水分量)を読み取り、それを天気予報に利用する技術だそうだ。
GPSは衛星からの電波を受信して測位情報を導き出すが、その電波は、大気の状態(水分含有)によりわずかに変動(電波の遅れ)し測位誤差をうむ。クルマのカーナビ程度ならまったく問題がないそうだが、高精度を求めるときは、この変動成分を取り除き測位データを補正する。これを逆にすれば、GPS観測点でのGPS電波の変動から、その上空にある大気水分量を導きだし、それを気象予報に利用できることになる。
このGPS観測点を全国に展開すれば、日本全土の気象予報に利用できるが、じつは、すでに多くのGPS観測点が設置されている。たとえば国土地理院のGPS連続観測システム(GEONET)は、すでに1200箇所もある。
雨といえばアメダス程度しか知らなかったが、最近の気象予報技術は凄いことになっていたのだ!
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