昭和モダンカタカナフォント@神保町
ここ数日、大雨と晴天が交互にやってくる。
この春に行った検査のフォローアップで、小川町・御茶ノ水駅前・神保町のトライアングルを行ったり来たり。一箇所で全てが完了すれば良いのだが、設備の都合で、あっちへ飛ばされたりこっちへ飛ばされたり、まるでビリヤードの玉のようなありさま。
すべてが終わったのは小川町だが、少し落ち着いて休もうと神保町へ向かう。
小川町の交差点にある「たい焼き屋」の前に本日は臨時休業のビラ、駿河台交差点近くにできた新しいビルにカフェが開店、三省堂の中を通り過ぎ、ラドリオとミロンガのある路地に入る。
突然、午前中の雨が嘘のような強い日差しを正面から浴びる。
道幅は狭いし、周りはビルばかりでとても日が当たるような場所に思えないのだが、路地全体が明るい光で包まれている。
眩しさの中ふり返れば、植木草花、波板のサビが目に入る。さらに上をみれば、昭和モダン本の装丁にある手書き文字のようなカタカナフォントの店看板が、浮かび上がっている。
ビジネス街にかわりつつある神保町だが、この路地だけは、本の街の姿がいまもそのまま残像のように・・・。
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