秋が近づくにつれて、遅い午後の日差しは、少し赤みが増してきたように感じる。
北千住の旧道には、出桁造りや蔵作りの古い商店が、いまもところどころに点在している。なかには戦前、震災前に建てられたものもあり、散歩ガイドやネットで紹介されている。
それほど古く有名な建物でなくても、味わい深い建物がある。
路地でみつけたこのアパートは、玄関屋根の小さな造形も良く、なによりサビ止め塗料によくあるような深赤色に塗られたトタン波板のようすがいい具合に落ち着いて、じつに良い感じになっている。もし名付けるとしたら、夕暮荘だろうか・・・。
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