ドーム屋根の想い出@駿河台
駿河台で用事をすませた帰り道・・・、
マロニエ通りの一本線路よりの(かえで通りと言うらしい)道を、御茶ノ水駅前交差点に向かって進んだ。
今日はさらりとした天気、すべての景色がとてもクリアに見える。たしかこの辺りからニコライ堂が見えたはずと交差点の先をみつめたが、明るい日差しに白く輝くビルが見えるだけで、ニコライの緑色ドーム屋根は見えない。
どうもこれは思い違いをしていたようだ。
この通りから見えるのはドーム屋根でも、今は居酒屋の入る複合ビルのドーム屋根だった。たしか、ここはその昔喫茶店だったはずだ。この付近にあった喫茶店の名前を上げれば、ジロー、舟、ミロ、サンロイヤル、ウィーン、穂高、滝沢、ロビン、田園、丘、レモン、マロニエ、FINEとなる。このうち、いまも喫茶店として営業しているのはミロと穂高だけのようだ。
ところで、喫茶店からスタートしたジローとキッチンジローは同じ会社だと思っていたが、じつはこの二つは全く違う会社だそうだ。
御茶ノ水駅近くにあった喫茶・ケーキのジローはGIRAUDで、これは現在ジローレストランシステムとなり、数多くのブランド名で店舗を展開するレストランチエーンになっている。
キッチンジローは、創業者小林次郎さんの名前にちなむKitchenJiroで、千代田区を中心に都内にレストランを展開している。
この二つ、GIRAUDはシャンソン喫茶として1955年神保町でスタートし、KitchenJiroは一号店を1964年神保町に開店と、なぜかどちらも神田神保町生まれである。神田神保町は、本だけの町ではないのだ。
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