弾丸日帰り古本旅行第二弾(長野小布施編)
週末の土曜日、長野県小布施に向かった。
”小布施は、晩年の葛飾北斎が逗留し、多くの肉筆画を残した地であり、北斎館をはじめ多くの見所がある”と、観光ガイドにあるが、今回の目的は新図書館開館を記念して行われる一箱古本市「まちとしょテラソ市」。
土曜日の東京駅発長野行き新幹線は、出発時は満席、しかし大半というかほとんどの人が軽井沢駅で降りていった。駅横にあるショッピングモール駐車場は、ぎっしりクルマが並び、ホームには完璧にドレスアップした女性グループやスーツ姿の男性グループもいて、ショッピング、レジャー、結婚式に参加する人々で賑わっていた。じつは帰りの新幹線で新婚カップルが乗ってきたが、9月5日(土)は大安だったのだ。
長野駅で長野電鉄に乗換、小布施へ向かう。
土曜日昼すぎのローカル線は、観光客と高校生ばかりで、小布施駅で下車したのは20人程度、皆さん駅前を真っ直ぐ進んでいった(たぶん北斎館へ向かうのだろう)。
目指す「まちとしょテラソ市」を開催している図書館は、駅前を右へ進んだところにあるはずだが、それらしい建物が見えない。付近を一回りして、ようやく図書館とリンゴ箱が並ぶ一箱古本市を発見する(ちょうど役場と北斎ホールの裏側となり、道路からは見えにくい)。南陀楼さんから様子を聞き、早速、各店をまわって本5冊+CD2枚を購入する。地元ならではの地域本から絵本まで、皆さん、キレイな本を並べている。快晴の天気のもと、遠くに山と真っ白な雲を見ながらの、のどかな雰囲気。谷根千の一箱古本市が、ストリート・路地系とすれば、こちら小布施は田園系だろうか。
本をかかえて北斎館へ向かえば、ちょうど大型観光バスが到着し大渋滞。十数年前に来た頃の記憶をたよりに、古い蔵や家をながめながら、お店をさがして土産を購入、ふたたび長野電鉄で長野へ。駅近くのデパート地下でお弁当を購入、新幹線で東京にもどる。いつもながらの弾丸日帰り古本旅行。
写真は、長野電鉄小布施駅に保存されている古い信号機と昭和初期に製造された電気機関車。
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