ネオンサインが灯るころ
久しぶりの日曜日の外出は小さな発見の連続。
森下の交差点を渡り地下鉄入り口へ向かう。その途中、工事用シートが取り外された山利喜本館の新しいビルを初めて見る。11月に新装開店だそうだが、中はどういう構造だろうか?
地下鉄新宿線で小川町に移動して用事を済ませ、駿河台の坂を上がりはじめたら明治大学前が大混雑。全国物産展、コンサートの音が鳴り響いている、明大校友会の集まりだそうだ。大学が少なくなったといっても、やはり駿河台はいまも学生の町。
再び地下鉄で森下へ戻り清澄白河駅へ向かうと人波に出会う、こちらは木場公園で行われている江東区民祭りへ向かう人帰る人。
深川江戸資料館が工事で休館中(来年7月まで)のため、資料館通りでなく平野町寄りの道を木場公園へ向かって歩く。新しいカフェ(飛行機をテーマにしたカフェらしい)、シュロのある家、片屋根の材木倉庫(材木を大事にしてだろうか、倉庫と事務所住宅が同寸同形完全対称)などを見つける。この辺りはかつて木場があった所、ほとんどが建て替えられているが、思わぬ珍しい建物がある。
現代美術館に向かうが展示準備のため休館中(10/6~10/30まで)、次の目的地「深川いっぷく」へ進む。店内が改装され以前より明るくなり、地元も人もくつろいでお茶をしている。さてこの付近で買い物をしようとしたら、区民祭りへの出店で本日休業なりとのこと、早々に駅へ戻ることにする。
清澄白河駅へ戻る途中、春の深川いっぷくのイベントで出会った人に再会する。レストア中のバイクを見せてもらう。正確にはスクーターだそうで、赤とアイボリーのツートーンカラーの車体がじつに美しい。フロント部は板金を折り曲げたような単純な造形だが、ボディの後ろ半分はグラスファイバー製の流線型、どこかレイモンドローイの影響があるのかも。エンブレムはハーレーダイヴィッドソン、なんとこれはオートバイメーカーのハーレーが製造したスクーターだそうだ。おおらかで伸びやかな造形が、いかにもアメリカン、アメリカでは学生が乗っていたらしい!
後輪タイヤ、チエーン、ガソリンタンクなど、目の前で組みあがっていくのでずっと見ていたかったが、遠くでチャイムが鳴りはじめたので家路を急ぐことに。通りを歩けば、空は暗くなりはじめ、商店街のネオンサインが灯りはじめる。秋の日はつるべ落としを実感する。
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