陋巷画日記を観る
Neonさんの個展「陋巷日記」が銀座のギャラリーで開催中。
陋巷は、”ろうこう”と読み、論語にも登場している言葉で”狭くむさくるしい町”を表す。
街の照明にハロゲンライトとLEDが登場して以来、夕暮れの町の明かりを楽しむことが少なくなったような気がする。
かつて空が薄暗くなりはじめると、看板のネオンサインが灯り、店の窓から電燈の光がもれはじめ、路地に並ぶ建物は複雑な影を作り出していた。そこには無限の深い色合いと明暗があり、夕暮れの路地に豊かな表情を作り出していた。
陋巷日記は、そんな懐かしい光景を思い出させる個展である。
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コメント
じんた堂さん、おいでいただいた上に素敵な記事をありがとうございました。
そういえばお話しようと思って忘れてしまいましたが、南千住のアパートは見てきましたよ。とても好かったです。来年はアパートを沢山描く予定ですので、多分登場するかと。。。
投稿: neon | 2009/11/10 19:50
Neonさん、こんばんは。
定規を使っていないとのことですが、直線のように見えて微妙に曲がっている建物の輪郭線が、とても素敵ですね。もちろん陰影に富んだ色合いも良いですが。
今後もよろしくお願いします。
投稿: じんた堂 | 2009/11/10 20:22