パーカー死す
日曜版のすみに前週亡くなった方の名前と略歴が短くまとめられた欄がある。先日、その中に「ロバート・パーカー氏(小説家)、1月18日、米マサチューセッツ州ケンブリッジで死去。77歳。私立探偵スペンサーを主人公とした人気シリーズの作者」の記事をみつけた。
1980年代中頃、ロバートパーカーのスペンサーシリーズに熱中していた。ちょうど早川書房から「初秋」から「告別」あたりが発売された頃で、新刊が待ち遠しく発売されるやすぐに購入。同時に旧作も探して購入したので、その頃、私の本棚にはスペンサーシリーズが並んでいた。
スペンサーシリーズの主人公は、もちろん探偵であるスペンサーだが、忘れられないのは友人である黒人ホークの存在。ホークは、危険な世界に暮らす人間だが、自分のやりたくないことは行なわないという信念をもっており、それをどこまでもつらぬく姿勢がじつにいいのだ。
パーカー死去のニュースをみて、もう一度スペンサーシリーズを読み返したくなる。まずは「初秋」を探してみようか・・・。
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コメント
古本TのMです。ロバート・パーカー氏の死去には驚きました。もうスペンサー・シリーズの新刊が出ないのかと思うと、寂しいですね。
このシリーズ、友人であるホークとともに、お相手?のスーザンを中心とした物語も多いですよね。マンネリと言われながらも、菊池氏の訳文(こちらにも賛否はあるようですが)とともに、定期的に読みたくなるシリーズです。
投稿: M@古本T | 2010/01/29 08:57
古本Tさん、こんにちは。
しばらくパーカー作品から離れていたので、死去のニュースを見たとときは本当に驚きましたね。スペンサーシリーズは探偵小説ですが、その中に登場する料理の描写がやたら詳しくて印象に残っています。たしかその料理についた書かれた本もあったような・・・。
投稿: じんた堂 | 2010/01/30 10:07
こんにちは。ごぶさたしております。
料理の本、「スペンサーの料理」ですね。どの話だったか忘れましたが、スーザンがブロッコリとパスタ茹でるのをみて、ブロッコリの茎の内側を賽の目に切って冷凍しておくと、スープに使えるとスペンサーがつぶやくのを読んで(スーザンはしませんでしたが)、以来そうしています。
そして、私もホークのファンでした。
投稿: brary | 2010/02/01 14:20
braryさん、お久しぶりです。
意外なところにスペンサーシリーズの読者!しかもホークのファンとは・・・さすがです。
ところでブロッコリーの茎ですが、私は芯を薄くスライスして茹でたり炒めたりして食べています。ただ、表面の皮を取り除く加減が難しくて、ときどき固い繊維が残っていて家族から不評をかっています。やはり、表面の皮はバッサリととらないとダメなようです。
投稿: じんた堂 | 2010/02/01 20:21