くめど尽きせぬ本の海
今週、本好きのあいだで話題になっているのが、「古書ほうろう」主催による”羽鳥書店まつり”(2月11日~14日)。
その案内文には、”1万冊大放出の古本市”、”羽鳥書店の社長、羽鳥和芳氏のおよそ20年分の蔵書が今ここに!”、”100円、500円、1,000円均一のお値打価格”と、なかなか魅力的な文句が並んでいる。これは見逃せないでしょう。
時々白いものが混じる小雨模様の13日(土)の午後、会場となっている駒込の光源寺へ。
イベント開始3日目となれば、目ぼしい本はすでに売り切れているのではと思っていたが、これがそうでもない。1万冊を一気に並べるのでなく、テントのなかにテーブルを置きそこにダンボール箱を数十個並べて、箱に隙間ができると本を追加しているので、つねに新しい本との出会いがある。しかも、どの本も美本というかキレイナ状態なものが多い。
早速、音楽・職人本を4冊ほど購入。
買い物をすませ落ち着いたところで、ゆっくり会場を見わたせば、谷根千・わめぞなどの古本イベントで活躍されている人が、スタッフやお客さんとしてあちらこちに。ナンダロウさん、向井さん、旅猫さん、古本Tさんなどの姿も。
それにしても、これだけの本が個人の蔵書だったとは驚きである。あと一日残すだけだが、まだ積まれた本の山が部屋の奥にちらっと見えた。まるで、くめど尽きせぬ泉ならぬ、本の海を見る思いである。
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