雑司ヶ谷へみちくさする
”さわやか”は、俳句では秋の季語だから、いまの時季に使う言葉ではないと言われても・・・これしか浮かばないほどの良い天気のもと雑司ヶ谷へ。
今日(5月16日)は、鬼子母神通りで第六回みちくさ市。先日の谷根千一箱古本市での売上金を持って商店街を歩けば、買い物モードが一気に高まるが、ぐっとこらえてまずは下見。
通りを進むあいだに、ナンダロウさん、退屈男さん、岡崎師匠、コウノさん、旅猫さん、ヤマガラさん、ジャングルブックさん、トカゲさん、脳天松屋さん、ゆず虎嘯さん、駄々猫さん、リコシェ(豆子)さん達に出会う。気がつけば、手元に本が三冊ほど。
まずは「明治快女伝」(森まゆみ、文春文庫)、これは明治・大正・昭和三部作の明治編。「ぼくの東京夢華録」(森本哲郎、新潮社)は、「懐かし東京を歩く」の題名でPHP文庫版が出ていたが重版未定で今は文庫・単行本ともに入手不可となっている東京本。「なつかしい芸人たち」(色川武大、新潮社)は、市村俊幸(Wikipediaではピアノが趣味のように書かれているが、この本に書かれているようにもともとピアノが本職の俳優)など珍しい人が収録されている。これは、昭和芸能史を知るうえで貴重な本である。
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