密林へ向う
ようやく体調が、連日の猛暑においついてきたようなので週末都心へ向う。
まずは神保町で、野坂昭如エッセイ集を3冊購入。以前セットで持っていたのだが、先日、読み直そうと本棚を探したが見つからず。いろいろ記憶をたぐっていたら、既に手放していたことに気づき再購入。このごろ、このような状況が多くなってきた。そういえば人の名前もすぐ忘れてしまう、やはり年だろうか・・・。
つづいて神保町から都の西北へ向う。地下鉄雑司ヶ谷駅で下車し、都電の踏み切りを目印にして右折、路地に入り新開店のジャングルブックスへ向う。
そろそろ旅猫雑貨店がみえるはずなのに見つからない、またもや路地を間違えてしまった。雑司ヶ谷に来ると、二回一回、50%の確立で道を間違えてしまう、この地には脳内コンパスを迷わす強力なパワーがあるのかも。あわてずそのまま進み左折して右折し一本奥の路地にはいり、ジャングルブックスの看板を見つける。
元ケーキ屋さんだったというジャングルブックスは、内装も本箱も、さらに並ぶ本もすべてキレイ。日頃、格安均一本ばかり目にしている者には眩しいほど。「東京ジャズ喫茶物語」(1989年、アドリブ)を購入。この本は、東京のJAZZ喫茶オーナーへの取材記、神保町では「響」が取り上げられており、その店内写真にはいまや伝説となったJBL4350が写っている。これは80年代東京記録として楽しめる一冊。
それにしても神保町交差点で見上げた空は、日差しは完全に真夏だが、青空を流れていく雲は少し秋めいてみえた。暦は立秋なりを実感する。
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コメント
こんばんは。体調が戻られてなによりです。
「響」懐かしいです。学校がお茶の水にありましたから、よく利用してました。
コーヒー一杯で粘って、リクエストしながら、レポート作成してました。
デジタルな音楽再生は便利ですけど、レコードを名オーディオで気軽に聴ける環境がなくなったのは、残念です。
投稿: ぽーりー | 2010/08/09 00:30
ぽーりーさん、こんにちは、
神保町「響」は、ファンが多かったようで、いまだに同世代の間で話題に上がります。
ところで、すっかり絶滅危惧種になったJAZZ喫茶ですが、このごろ御茶ノ水付近で新たなお店が出現しています。神保町さぼうる並びのビックボーイは、JBL4343。小川町郵便局近くにあるオリンパスは、JBLオリンパスという、どちらも大型スピーカーを置いた新しいJAZZ喫茶です。
投稿: じんた堂 | 2010/08/09 14:08
じんた堂さま
貴重な情報ありがとうございました。今度近くに行った際にはよってみたいと思います。
横浜野毛にあった「ちぐさ」には結局行かずずいぶんJAZZ喫茶に行ってないです。探せば新しいJAZZ喫茶があちこちにあるのかもしれません。
投稿: ぽーりー | 2010/08/11 11:17