ふるほんばし+第一回橋巡りミニツアー終了(ツアーハイライト)
本日は「ふるほんばし」に立ち寄って頂きありがとうございました。また急な呼びかけにもかかわらず、「深川木場橋巡り・夕暮れミニツアー」に参加して頂きありがとうございました。
本日の橋巡りミニツアーは、大横川、仙台堀川にかかる橋を巡り、その最後はステンドグラスの飾りがある亀久橋でした。亀久橋のステンドグラスは以前に紹介しましたが、今回はその夕景です。
亀久橋につく頃には、ちょうど明かりが灯り、ステンドグラス装飾が夕闇に浮かび上がりました。
亀久橋は江戸切絵図にも登場する古い橋ですが、現在のものは昭和4年12月完成。構造はトラス構造ですが、前後の橋端は垂直になっており横から見ると長方形、外観は直線的で単純。この単純さゆえに、照明器具のどこか羽を広げる蝶を思わせるデザインが生きる印象がします。
ところで昼間、この亀久橋を通ると、このごろ景色が微妙に変わったことに気づきました。建設中のスカイツリーが、橋の延長上正面に見えるのです。ほとんどの道路が東西南北に配置されている深川では、スカイツリーが正面に見えるのは、大横川から少し東に進んだ地点となります、しかしなぜか亀久橋からは正面なのです。もしかして、ここは特別なパワースポットでしょうか?
じつは深川の地図を開き清澄庭園付近をみてほしいのですが、清澄通りがくの字に曲がっています。このためここより南側の深川南部地域はその軸が東向きに少し回転したようにズレており、まっすぐ道路に沿って北を向いているつもりが北東を向いていることになります。このため亀久橋の正面は北東方向になり、押上にあるスカイツリーが見えるのです。分かればどうということないのですが、それでもこの光景を見るたびちょっと不思議な気がします。やはりここはパワースポットでしょうか・・・。
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コメント
夕暮れミニツアーありがとうございました。
今までとは違った視点で橋を見ることができた夕べでした。
一見、同じように見えるトラス橋も様々な表情があるんですねぇ。
帰り道に東富橋を渡ったのですが、照明に矢の模様が付いていることに今さらながら気付き、これも三十三間堂を偲んでのことかと納得しました。
それにしても、現代の地図に橋の名前が書かれていないのはやはり不満です・・・
投稿: 新三郎 | 2010/09/07 00:01
新三郎さま、
このたびは橋巡り・夕暮れミニツアーに参加して頂きありがとうございました。今回訪れた橋は、ちょっと見た限りではどれも同じ形に見えるのですが、いずれも地域のシンボルとなるようなデザインを取り入れて特徴をもたせています。震災復興という困難な時期にあっても、当時の人々がこのような工夫をしたことを知ると感動します。
そういえば東富橋の照明に矢が付いていましたが、あれは、おっしゃるように三十三間堂の数矢に由来するものでしょう。江戸切絵図にも登場している三十三間堂も、このごろはまったく話題に上がりませんが、これももういちど見直したいものの一つです。
これからも橋巡りなどの話題がありましたら、よろしくお願いします。
投稿: じんた堂 | 2010/09/07 20:32