清洲橋夜景
清洲橋は、昭和3年に隅田川に初めて架けられました。橋の名は、日本橋中洲町と深川清澄町を結ぶことからそれぞれの町から一文字とり組み合わせて清洲橋。橋のデザインは、ドイツケルンにあった吊り橋を参考に行なわれました。
永井荷風は、この橋が完成して数年後の様子を短編「深川の散歩」(昭和9年)に描いています。“清洲橋という鉄橋が中州から深川清住町の岸へかけられたのは、たしか昭和三年の春であろう”ではじまる文章は、その当時の清洲橋から見える川沿いの風景にくわえて、萬年橋、芭蕉庵跡、柾木稲荷や六間堀の様子を詳しく描いています。
六間堀はすでに埋め立てられてありませんが、芭蕉記念館から萬年橋を通って清洲橋までの道は、まさに永井荷風が歩いた道と思われます。
この清洲橋をふくめて深川北部の橋と名所をめぐる、第二回橋めぐりミニツアー北(清洲橋)コースを、11月20日(土)に開催します。集合は、清澄白河・資料館通りの「深川いっぷく」午後2時、当日飛び込み参加も歓迎、もちろん参加費は無料です。11月21日(日)は、南(永代橋)コースを開催します。
橋めぐりの詳細は「ふるほんばし」ホームページをご参照ください。
| 固定リンク
« 晩秋 | トップページ | 第二回ふるほんばし始まる »
コメント