新大橋夜景
夜の隅田川テラス・・・
上流に目を向ければライトアップされた新大橋が明るく輝き、ゆらゆらとわずかに波打つ暗い川面が鏡のように橋と周辺の光を映す。
先日、隅田川沿いでドイツ人映像作家と出会ったが、その16ミリフィルムカメラのレンズは、下流の清洲橋でなく、上流にある新大橋に向けられていた。清洲橋は、ドイツケルンにある吊橋を参考に昭和3年に新たにかけられた橋である。深川清住と日本橋中洲を結ぶことから清洲橋となった。
新大橋は、芭蕉も句をよんだ江戸時代からある橋だが、現在のものは昭和53年に架けられた現代的デザインの橋である。それが完成したときは、周りの風景から浮いているような印象だったが、その後できた最新建築に目が慣らされたのか、このごろは違和感が消えてきた。
その映像作家は、”新大橋の三角形は美しい”と語っていた。たしかにこの三角形は、どこか力強く安定感があるように見える。この造形は、現代映像にぴったりなのかもしれない。
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