弾丸日帰り古本旅行第6弾(長野門前古本市2011)
秋分の日、長野市で「長野門前古本市2011」が開催された。
土曜を休めば3連休になる初日とあって東京駅は大混雑、東北・上越・信越など北へ向う新幹線ホームには長い列が幾重にも伸びていた。長野行き「あさま」自由席車両も、東京駅発車時から満員で通路に立つ人がでるほど。しかしその混雑も軽井沢まで、ここでどっと下車し空席が目立つようになり、終点の長野になるとあれっというほど人が少ない。
長野には親戚もあり子供の頃から数え切れないほど訪れているが、ここ十数年は長野方面に来ても市内を素通りしていた。今回は駅前からゆるやかな上り坂を善光寺に向って歩くことに。古い商店が並んでいた一画がすっかり様変わりしてオシャレな明るいお店となっているが、磨り減った参道の石だけは昔のままのような。やはり彼岸だからだろうか、本堂も周辺のお堂も人出が多く、小さなバッジをつけた団体客があちこちに。
本堂をお参りして、再び参道を下り善光寺を背にして大通りとなった所(St.Cousair)を左に折れて次に右に折れると遊歴書房の入っている倉庫のような建物KANEMATSUがある。よく見ると「遊歴書房」の白い小さい看板が出ているのだが、初めてだと気づきにくいかもしれない。次回は案内標識の設置をお願いしたい。
門前古本市の会場は、この建物の中。板張りの床を持つ建物は外から見るより奥行きがあり、通路を真ん中にして両側の壁に沿って店主さんと本を詰めた箱が並ぶ。ここで光風舎さん、ナンダロウさん、つん堂さんにお会いする。光風舎さんは、会津でお会いしたが長野市内に古書店を構えている地元古書店主さん。ナンダロウさんは、いまや全国に拡がる一箱古本市の創設者、つん堂さんは東京からの参加、その活躍は皆さん知ってのとおり。
さて出店されていた箱の中身だが、東京の古本市でも見かけるものとほぼ同じだが、そのなかに信毎(信濃毎日新聞)の本が混ざっているのが、いかにも長野らしいところか。信毎の図鑑は私も愛用しているが、中身が充実していて図鑑マニアにはおススメの本なのだ。今回、私が購入したのは大正14年長野市の地図。復刻版だが、裏に職業別の索引がついている職業別明細図。親戚の家も載っていそうなので、じっくり確認してみようと思っている。
今回も弾丸日帰り、長野には4時間ほどしかいなかったが色々充実した旅となった。さて次はどこへ行こうか・・・。
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コメント
会津の古本市に南宜堂で店を出していた光風舎です。わざわざおいでいただきありがとうございました。じんた堂さんは初物には必ず行くとのこと。長野にも来ていただけて嬉しかったです。また地図をお買い上げいただきありがとうございました。字が細かいのでルーペは必携です。
またどこかの古本市でお会いできるのを楽しみにしております。
投稿: 南宜堂 | 2011/09/24 00:27
光風舎さん、昨日はありがとうございました。
次回は頂いた「長野門前古本地図」を手に、じっくり地元の古本屋をめぐりたいと思います。もちろん光風舎さんの店舗も再訪しますので、そのときはよろしくお願いします。
投稿: じんた堂 | 2011/09/24 09:04