弾丸日帰り古本旅行第8弾(ブックスひろしま2011一箱古本市)
駅前の高層マンションが霞んでみえる雨模様の日曜日、東京駅から広島へ新幹線で向う。
久しぶりに乗ったN700系新幹線は、車両が新しいのか座席間隔が少し広いように感じる。各座席ごとに電源コンセントはついているし、東京-新大阪間は無線LANも使えるらしい。不安定なワイヤレスモデムと消耗するバッテリを気にしながら仕事をしていたことが、すでに過去になったことを知る。しかし移動中も仕事をしなければならない人がいることを思えば、そんなに喜んでいられない。
ブックスひろしま2011一箱古本市の会場は、広島駅から一駅目の横川駅、それに隣接するカジル横川。改札口を出て右側をみるとCAZLの看板を掲げる建物がある、カジル=CAZL、ショッピングセンターのようだ。
一箱の出店場所は、一階入り口通路の中央と壁際、合計は20箱とのこと。地元に加えて呉そして東京からの参加者もあり、東京は駄々猫さん+水玉さんという超がつく元気コンビ。古本こまどり姉妹と書こうと思ったが、それではあまりに古くて通じなさそうなので古本(ユニット)PUFFYとしておこうか。
出店者の箱を端から順番に見ていくと、小さな豆本と書票を並べるお店で、日本一小さいというその豆本を見せていただいた。小さすぎてルーペがないと読めないほど!絵本をたくさん詰め込んだ箱、怪奇本を並べる箱など、皆さんそれぞれ特徴を出している。でもちょっとおとなしい印象。BROWN BOOKSで「写真生活」(坂川栄治、晶文社、2002)、マツボックリ姉妹社で「コミさんほのぼの路線バスの旅」(田中小実昌、JTB、1996)を購入。
帰りの新幹線で「コミさんほのぼの路線バスの旅」を読み始める。この1996年発行の本のタイトルは、泉麻人の本に似ているが、中の記事は初出に1980とあるからこちらのほうが先かもしれない。でも明らかに年が間違っている箇所がある、校正はどうしたんだろうか・・・。さきほど知ったのだが、田中小実昌は、学生時代を呉で過ごしており呉出身と言ってよさそうだ。
追加情報 11/07
広島駅1Fのみどりの窓口で切符を購入し階段で2Fに上がると、左にお土産コーナー、正面に新幹線改札口がある。ほとんどの人はそのまま改札口へ向うが、発車まで時間があるならば階段の後側を見てほしい。少し薄暗いそこには鉄道ジオラマがあり、その向い側に店先に鉄道信号機が置かれた模型屋がある。鉄道模型・レールショップ・タブレットは、まさしく駅なかの鉄道模型店。JRの鉄道模型はもちろんだが、広島土産に最適な、広島電鉄路面電車のミニチュアも販売している。
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コメント
お好きな本の為ならば……広島にまで、そのエネルギーに脱帽であります。
横川は数年前毎月一度行っていましたので……親しいところです。
近くの「ロペズ」なるグアテマラ出身の店主の「広島風お好み焼き」の店が大変評判です。
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3401/A340103/34000131/
投稿: AKi | 2011/11/07 11:03
隊長、元気になられてなによりです。
じつは私も数年前まで毎月、広島まで新幹線、そこから山陽本線に乗り換えて西条方面へ出張していました。しかし、いつも日帰りで時間に追われていたので広島の町を歩くことはまったくなく、横川も初めての地でした。次回、横川で降りる機会がありましたら、ご紹介頂いたお店を訪ねたいです。
投稿: じんた堂 | 2011/11/07 20:14
日帰りツアー、まさか広島までいらっしゃるとは、本当にびっくりしました!
でも、すんごく嬉しかったです!! ありがとうございました。
古本PUFFY、褒めすぎな気もしますが、それで売っていこうかしら。
投稿: 駄々猫 | 2011/11/12 00:19
駄々猫さん、コメントありがとうございます。
こまどり姉妹、ピンクレディ、Wink、PUFFYなどを候補に考えたのですが、どこでお会いしても自然体に見えるお二人には古本ユニットPUFFYが一番しっくりくるように思います。次回出店するときはこの名前をお試し下さい。
投稿: じんた堂 | 2011/11/12 19:35