« カリンの実が輝くころ | トップページ | 第2回:くにたちコショコショ市 »

2011/11/18

日本橋へ船旅

 先日、都営地下鉄改札口横のラックで「舟めぐりまち歩き」のチラシをみかけた。

5dsc08962b 「11月11日(金)~11月27日(日)、江戸を偲んで、町をめぐる」スタンプラリー開催案内、そのチラシの裏側に水上バスの運航時刻表が掲載されている。水上バスは大型船とカワセミの二種類、大型船は浅草と越中島、カワセミは日本橋と両国を運行。料金は大人¥500、子供¥250。
 
 そういえば日本橋のたもとに船着場ができたことをTVニュースで見たような。日本橋・両国へ船で行こう!

 ちょうど日本橋に用事があったので帰りに乗ろうかと思ったが、どうも出航時間が私の予定と合わない。ならば両国から日本橋へ向う復路の船に乗ろうと、大江戸線両国駅で下車して江戸博物館の横を抜けて隅田川両国船着場へまっしぐら。事務所で乗船券を購入、午後一番の船に滑り込む、出航5分前ギリギリ。

 明るいブルーとホワイトに塗り分けられたカワセミは定員70名だが、このときの乗船客は10名ぐらい。天気が良いので、皆さん後部の開放デッキを選ぶ。風もなく日差しが暖かくてじつに気持ち良い船旅がはじまる。航行中は女性ガイドさんが、船の進行にあわせて隅田川に架かる橋と岸の風景を解説してくれる。両国橋、新大橋をくぐり、清洲橋に近づくとスカイツリーが船尾越に川の中央付近に見える。これもアナウンスしてくれる。

 隅田川の通航量は多く、カワセミは、前方に「ヒミコ」(松本零士デザインの宇宙船のような船)、後方に「海舟」(二階建て水上バス)を従えて一列に進む。大型の水上バスに比べ、カワセミは波の影響を受けやすいようで、横を大きな船が通ると波にもまれるように上下する。これが船旅気分を一層盛り上げる。

 永代橋の手前で右に曲がり豊海橋をくぐり、ぐっとスピードを落として日本橋川へ。

5dsc08998 日本橋川に架かる橋は低く、その底面から水面までの距離が短い。そのため通航できる船は、カワセミのように水面上の高さが低い船に限られ、潮の加減によっては、カワセミでも通航できないことがあるとのこと。

 橋の下がアーチ型になっている場所があり、カワセミは、上部空間の一番高いところを慎重に選びながら湊橋、茅場橋、鎧橋、江戸橋をくぐりやがて日本橋へ。日本橋の船着場は、まさしく日本橋のたもとにあり下船して橋上に立てば、いままで乗ってきたカワセミの姿を見ることができる。(それにしても両国は静かだったが、日本橋は写真のように大賑わい。両国から乗船したのは良い選択だったかも)

 わずか30分の船旅だが見所は多い。日差しあふれる隅田川は明るいが、上空を首都高が複雑に交差する日本橋川は暗くて、都市の影の部分を見るよう。あの川を覆う首都高は、何とかならないのだろうか・・・。この船旅は、東京の川をとりまく空間に興味のある方には、おススメのコースだ。

 今回乗船したのは東京水辺ラインが運航している「舟めぐり・まちめぐり」(11月27日までの)特別便カワセミです。期間中も運休・変更する便がありますので、乗船を計画する方は、でかける前に「舟めぐり・まちめぐり」および「水辺ライン、舟めぐり・まち歩き特別便」で運航表を確認してください。

|

« カリンの実が輝くころ | トップページ | 第2回:くにたちコショコショ市 »

コメント

ご無沙汰しております。
興奮しております。面白そうです。

街巡りは、街に出ないとダメですねえ。

「舟めぐり」が春先にまた運航されることを期待しつつです。
そういえば、「カワセミ」を等々力渓谷近くのドブ川で見かけたことがあります。強いものですね。

投稿: ぽーりー | 2011/11/24 18:15

ぽーりーさん、コメントありがとうございます
来春はスカイツリー開業に合わせて、さまざまなイベントが企画されるようです。街めぐり、川めぐり、舟めぐりなどなど、どしどし出かけましょう。

投稿: じんた堂 | 2011/11/25 19:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« カリンの実が輝くころ | トップページ | 第2回:くにたちコショコショ市 »