第2回:くにたちコショコショ市
晩秋の日曜日(11月27日)、第2回くにたちコショコショ市へ。
国立市谷保付近の甲州街道を通ると、道路に沿って大きな屋敷が目に入る。大きな木が連なり、屋根の一部しか見えない広大な屋敷があり、東京にもこのような場所があるのかと驚く。「やぼろじ」は、そのような地域の一画にある。広い敷地の中に、平屋の建物、蔵、工房、井戸などが点在しており、さまざまなイベントに使用できるように整備されている。
第2回くにたちコショコショ市は、「やぼろじ」で開催された秋のガーデンパーティーと同時開催、都内各地の古本イベントで活躍されている方々が集合。話題の古本女子はもちろん、注目の古本ユニット、実店舗をお持ちの古本屋さんまで、最近の古本イベントの良いところをぐっと凝縮したような世界が出現。どの箱も充実の品揃えで選ぶのに迷うほどだが、「我もまた渚を枕」(川本三郎、晶文社)、「花森安治の仕事」(酒井寛、朝日文庫)、「風太郎の死ぬ話」(山田風太郎、角川ランティエ文庫)、「アジェのパリ」(大島洋、みすず書房)などを購入。
しかしなんと言っても今回のイベントの主役は、来場されたお客さんだろう。地元の大学生から子供連れのファミリーまで、お気に入りの本をじっくり選び、皆さん、イベントを楽しもうという余裕のようなものを感じる。都心で開催されるストリート系古本市に対して、ここはガーデン系古本市と言えそう。
くにたちコショコショ市を企画された「ゆず虎嘯」さん、今日のイベントを企画された「やぼろじ」関係者の皆さん、楽しい一日をありがとうございました。
さてこれで今年の古本イベントも終わりかと思ったら、まだまだあるので紹介。
先ずは東京の東、深川いっぷくで「いっぷくいっぱこ古本市」が、12月7日~11日まで。
次に田端の石英書房、第2回「ミニ古本市」が、12月16日~18日(日)まで。
詳細は、開催者のブログを参照してください。
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