ルイージ・マルティナーレのStrange Daysを聴く
ルイージ・マルティナーレ ”Strange Days”(ALBCD-20)は、6月5日発売。全11曲中8曲がオリジナル、残り3曲がスタンダードのイタリアジャズ・アルバム。どんなアルバムだろうかという質問には、アルバム・タイトルにもなっているStrange Daysのライブ映像が回答となるだろう。
1曲目Strange Daysの抒情的なミディアムテンポの演奏につづいて、2曲目:スタンダードの名曲Bewitchedは、ぐっとスローテンポになり歌うように演奏、3曲目:The electric blue flight caseの、転調を繰り返すテンポの良さについひきこまれてしまうなど。演奏スタイルは変化に富むが、どれもメロディが美しく分かりやすい。しかも美しさだけに流されることなくグイグイとせまってくる力強さがある。これは久しぶりに出会った密度の高いピアノトリオ・アルバムだ。
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