カーボ・ヴェルデの音楽
夏になるとハワイアンやボサノバやラテン系のアルバムが、CDショップのおススメコーナーに並ぶようになる。行きつけのCDショップでは最下段にハワイアンアルバムが置かれ、中段にこちらのアルバム「そよかぜのリズム、愛の歌」ナンシー・ヴィエイラ(RES-229)が並んでいた。
アルバム7曲目に収録されている「トリストジョワ TRISTALEGRIA」
「そよ風のリズム、愛の歌」という日本語タイトルにちょっと引くが、試聴してみたらこれがなかなか良い。アルバムに収録された音楽は、音色もリズムもブラジルのサンバに似ているが、もっとゆったり、かといってボサノバのように静かに沈む感じでなく、哀愁のなかに熱気がただよい心地よい。
ライナーノーツによればナンシー・ヴィエイラ(Nancy Vieir)は、カーボ・ヴェルデ共和国(Republic of Cape Verde)の歌手とある。カーボ・ヴェルデという国があることは、このアルバムを手にするまでまったく知らなかった。1975年にポルトガルから独立したアフリカ沖の島国だ。アフリカ沖といっても大陸から400kmも離れた大西洋に浮かぶ島のため、ヨーロッパ(ポルトガル)とアフリカがミックスした洗練された独自の音楽文化が育ったようだ。同国出身の歌手の中にはグラミー賞を受賞したセザリア・エヴォラ(Cesaria Evora、故人)もいて、カーボ・ヴェルデは、いまとても気になる国だ!
アルバムタイトルにもなっている「そよ風のリズム、愛の歌 MAYLEN」
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コメント
この感覚...とてもいいですね。とっても気に入りました。ところで、いまご本人が来日中で、本日(2日)なんですが、代官山蔦屋書店で、インストアライブあり...という情報を得ました。いらっしゃいませんか?(^^;
http://tsite.jp/daikanyama/event/001958.html
投稿: masa | 2013/08/02 09:34
なんてタイムリーなイベント!
masaさん、情報を提供して頂きありがとうございます。
投稿: じんた堂 | 2013/08/02 23:52