大玉がやってきた
知り合いがスイカをもってきてくれた、それも超がつくほどの大玉!
子供ころの我が家は、夏になると台所におかれた大きな桶に水をはりスイカを冷やしていたが、いまは冷蔵庫となる。しかしこれが大変な作業になった。なにしろバスケットボールぐらいのスイカなので、丸ごとは当然だが半分に切っても入りそうもなく、冷蔵庫にスペースをつくることからはじめた。
とりあえずすぐに飲みそうもない清涼飲料水のボトルをとりだし、食材をすこし野菜室へ移し、冷蔵室の棚を移動してスペースをつくり、半分に切ったスイカをどうにかおさめることができた。
それにしてもスイカひとつでこんな騒ぎになるなんて、よその家ではどうしているのだろうかと知人に聞いたら、”このごろはカット・フルーツですね、皮もでないし便利ですよ”との答え。なるほどそうなのかと・・・。しかし、カットフルーツは便利だが、大きなスイカを切り分け食べるときのワクワク・ドキドキ感が少ない気がする。
よく熟れたスイカに包丁をいれると、一気に切れ目がはしり、真っ赤な果肉があらわれる。赤い果肉とミドリの皮の内側にある白い部分をさぐりながら食べるなどは、スイカならではだろう。カットフルーツには、このような風情がなさそうだ。とはいっても、いずれ我が家の食卓にもカットフルーツがやってきそうだが。
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