植田正治のつくりかた展をみる
「生誕100年!植田正治のつくりかた」展が1月5日までということで、今日(1月4日)は東京ステーションギャラリーへ。まずは復元された駅舎ドームを見上げる。
生誕100年ということで写真家植田正治の作品展が、各地で開催されている。植田正治という名前を知らなくても、PARCOやファッションメーカーのポスター作品をみた人は多いはずだ。砂丘上に点々とならびそれぞれ異なる方角を向き異なるポーズをおさめた人物写真は、不思議な空間(場)をつくりだしている。
この独特な作風は、若いころにに自らの家族を写した写真にもみることができる。家族全員は一列に並んでいるが、その視線はレンズを向かうことなくそれぞれ自由なポーズとあいまって、たんなる家族集合写真をこえた作品になっている。今回の展示では、このような初期の作品から、晩年の未発表作品まで一挙に見ることができる。
東京ステーションギャラリーでの展示は1月5日で終了するが、東京都写真美術館では1月26日まで「植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ」展が開催されている。
1月6日訂正:(誤)上田正治-(正)植田正治
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