花はどこへ
新緑のなか白い花が地面いっぱいに咲いているのをみかけた。
その葉がニラに似た匂いをもつことから和名「ハナニラ」とよばれる草の花。まあこれを食べようとする人はないと思うが、ニラという名でもこれは観賞用。ところが中華料理の食材に花がついたニラがあり、花ニラと表記されている。どちらも音が同じで紛らわしいが、別ものなのでご注意を。
それにしても昨年は線路際にも生えていて、さすが繁殖力が強いと思ったハナニラが、今年はまったくそこにない。何か環境の変化があったのだろうか?あの花はどこに行ったのだろうか?
最初に思いついたのは2月の大雪の影響だが、すぐにある工事を思い出した。去年の秋ごろ、それまで鉄サビ色だった線路際の風景が、灰白色となりすっかり明るくなった。線路のバラスト(石)を入れ替えたのだ。たぶんハナニラの株も古いバラストと一緒にそのとき取り除かれたのだろう。もしかしたら、あのハナニラは、いまはバラスト捨て場で咲き誇っているかもしれない。
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