和田さんのカレー
崩れた本の山を整理していたら「われらカレー党宣言」(世界文化社、1993年)がでてきた。エスビー食品企画のこの本は、有名人のカレーにまつわる文章を集めたもの。もちろん、あの向田邦子の「昔カレー」、北杜夫の「カレーライス」も収録されている。
この本のページをパラパラめくっていたら、和田誠のページで手がとまった。和田誠の奥さんは、料理愛好家を名乗りテレビの料理番組にたびたび登場する平野レミだ。となれば、こだわりの香辛料などを使った凝ったカレーを奥さんにリクエストした話などがあるかもしれないと思ったからだ。
ところが、”ぼくはカレーライスに醤油をかけることが好きだ。だがこれをやると妻は怒りますね”、”その上にぼくは、生卵を割ってカレーライスの上にぶっかけるのが好きである。これも妻はいやな顔をします”、さらに”もうひとつ、妻の神経をサカナデする発明をした。カレーにマヨネーズをかけるのである”と語る。あの平野レミを前にして、和田誠のこのマイペースぶりはじつに面白い。
ところで和田誠の食べたカレーとはどのようなものだろうか?じつはかつて日刊イトイ新聞で和田家のカレーであるWADA CURRYのレシピを公開したことがある。いわゆるチキンカレーだったが、そのとき平野レミは”和田さんはヨーグルトをかける”と語っていたように記憶している。なんであれカレーを自分好みにアレンジしてしまう和田誠は、じつにカッコイイ!
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