このごろ鉄道がマイブームになっている。乗り鉄でもなく撮り鉄でもなく、時間があるときに鉄道にまつわる本を読んでいる。選んだのは内田百閒の「阿房列車」シリーズ、第一阿房列車を読了し、いまは第二阿房列車を読み進めている。
「阿房列車」は、以前一気に読んだことがあるので再読となるが、今回の読書ペースは各駅停車なみにゆっくりしている。ちょっと時間ができたとき一話だけ読んで本を閉じる、こんなペースで進むのだ。わがままな年よりのように見えるが、じつは結構繊細でいろいろ気配りする様子を古風な文体でつづった文章が、じつにいい感じなのだ。
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