白いポロシャツ
部屋のすみに積んであった夏物衣料の山から半袖シャツを探していたら、白いポロシャツがでてきた。もう20年いや30年ぐらい前だろうか、白いポロシャツを毎夏1枚づつ買っていた。
メーカーの直営店のみで販売されていたそのポロシャツは、なぜか胸にワンポイント刺繡があるものより少し値段が高かった。販売数も少なかったようで、ちょっと時期を逃すともう売り切れましたと言われたこともあった。5年ぐらい買い続けたが、あることをきっかけに止めてしまった。
ある年に購入したポロシャツを着たら、首の後ろがチクチクしてじつに落ち着かない。何だろうかとポロシャツの首周りをよく見たら、メーカーロゴのついたタグが原因だった。たぶん豪華に見せようとしたのだろう、タグがいままでの布製でなくキラキラしたのになったが、そのフチが鋭くて首に触れるたびに昆虫が這いずるような不快感に襲われたのだ。結局、そのポロシャツのタグは切りとってしまった。
いま手元に残る白いポロシャツは4枚。3枚は、ところどころに小さな穴があいていて、残りの1枚は無傷なので外出に着ていけそうだが、いまのところそれを着る機会はない。あまりに定番すぎて出番がないのだ。
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