春のできごと
”かつての仕事仲間がレコードを持ってきました”という話を東京の東にあるカフェで聞いた翌週、都心の喫茶店で”家にある古いレコードをもらって下さい”という電話が突然きた話を聞いた。
レコードに限らないが、持ち主を失ったコレクションの扱いは残された者にとっては大きな悩みの種となる。親が一生懸命集めたモノも、子供にとってはやっかいなモノにしか見えないかもしれない。そこで、いまのうちに新たな引き受け手を探そうと思ったりする。
そんなとき、あの人はいまもレコードを聴いているらしいとか、このあいだ立ち寄った喫茶店にレコードが飾ってあったなどの情報をきっかけにして、ちょっと相談しようとなるらしい。引っ越しが多い春ならば、このようなことがますます増えるかもしれない。
| 固定リンク
コメント