アジサイの真の花
アジサイの花色は土壌のpH度合いで決まり、酸性土壌では青色となり、アルカリ土壌では赤くなることは良く知られている。さらに花びらと思われているものがじつはガクで、本当の花はとても小さいことも知られるようになった。ガクアジサイを例とすれば、真中の小さな粒の集まりのように見えるものが花で、その周辺を囲む花びらのようなものがガクである。
それではよく見かける球状のアジサイの花はどうなっているのだろうか?
下の写真をよく見ると、花びら(ガク)の下にところどころに濃い青色のものが埋もれている。じつはこれが本当の花である。周辺の花びら(ガク)と比較すると、いかに小さいか想像できるだろう。しかもこれは花びら(ガク)をかきわけて見つけたもので、真の花はひっそり隠れているのだ。
なお気象庁が発表する「あじさい開花日」は、標本木で真の花が2~3輪咲いた日とされている。今年の東京のあじさい開花日は5月30日、平年より8日早かったそうだ。
| 固定リンク
コメント