住宅街のフキノトウ
先日、住宅街のブロック塀と電信柱に囲まれたところでフキノトウを見かけた。遠くから見たときは、造花のようなものが地面に落ちているのかと思ったが、近づいてみたら本物のフキノトウ。しかも大小二輪だ。誰かが育てているのかそれとも自生したものか、なぜここにという疑問を持ちながらもしばし見入ってしまった。
早春の信州で山菜採りをしたとき見かけたのか、もしかしたら図鑑で見たのかもしれないが、フキノトウといえば北国に春が来たことを示す野の花のイメージがある。まだ少し残る雪を割るように地面から出てくる薄緑のツボミの姿だ。あらためて植物図鑑で調べたら、フキは日本全国に広く分布しており、山地や平野の道ばたにはえるとある。となれば住宅街にあっても不思議はないようだ。
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