この秋、初めて見かけた赤トンボは、強い南風に煽られながら棒先につかまっていた。ときどき風に耐え切れず舞い上がるが、すぐまた棒に戻る。

ところで気象庁は生物季節観測として、各地の様々な生物のデータ、たとえばサクラの開花やツバメなどが現れた日を集計している。そのデータの中に「あきあかねの初見日」という項目がある。赤トンボの代表種であるアキアカネが初めて目撃された日を全国各地で集計したものだ。それを見ると、今年は横浜は早かったが、それ以外は平年より遅い地域が多いことが分かる。
どうも秋の訪れが遅いような気がしていたが、やはりそれは赤トンボにも及んでいるようだ。
コメント