住宅街の道を歩いていたら塀の上に赤いものが見えた。冬の陽射しを浴び赤く輝いているのはカラスウリの実のようだ。枯れたツルもあるので装飾用でなく本物だろう、しかもここで育ったものかもしれない。
カラスウリを初めて見たのはいつだろうか。子供の頃、近くにあった畑の隅で奇妙な形の花をつけ、やがてそれが緑の実となりさらに赤く色づいた。そのときカラスウリという名を知ったのだ。
それにしても街中で見かけるとは、ちょっと気になり調べたらカラスウリは園芸植物として流通するものもあるらしい。となれば住宅街でカラスウリを見かけても不思議はない。
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