引き出しの中のひょうちゃん
キッチンの引き出しから出てきた小さな醤油入れは、横浜崎陽軒シューマイ弁当に入っていた「ひょうちゃん」。
初代ひょうちゃんは漫画家横山隆一が描いたが、上の写真のひょうちゃんは原田治による二代目。その画は万年筆をもった手の横に筆記体のDear friendの文字、いかにも友達に送る手紙を書いているような。
しかし二つとも同じDear friendだが、左の大きなひょうちゃんは、書き出してみたもののこの先何を書こうか思い浮かばずちょっと困った表情のように見えるが、右の小さなひょうちゃんは次々書きたいことが浮かび楽しんでいるよう。口元と眉毛のわずかな変化だけで印象がガラッと変わる。
ところで、これらも前回の栓抜きと同じ昭和のグッズと思ったが、崎陽軒のひょうちゃんのページで調べたら、「1996年(平成8年)には、栓がコルクから、現在も使用しているゴムに変わりました」とある。となれば、右側の小さなひょうちゃんは平成生まれ、左側はコルク栓なのでそれより前だがたぶんこれも平成だろう。
それにしてもキッチンの引き出しは、おもちゃ箱ような。旅の途中で食べた駅弁に入っていた小物をはじめに、宣伝用グッズなど懐かしいものが詰まっている。なかにはまったく用途不明で、これは何だろうかと悩むものもある。
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