« 新しいピーマン | トップページ | ミンミンゼミの初鳴き »

2020/07/19

昭和の家庭用品:栓抜き

 キッチンの引き出しを整理したら、錆びた栓抜きを見つけた。

Dsdf1058-1f

 全長20cmぐらいで重さ200g(これはキッチンスケールで測ったので正確な値)、たぶん鉄の鋳物にメッキをしたものだろう。古い記憶をたどると、栓抜きでなく反対側の小さな部分を使うことが多かったような。

 それは、缶ジュースのフタに穴を開けるときに使用した。大人は小さな道具(写真の左端)を使っていたが、子供にはこの大きな栓抜きのほうが使いやすかった。いまなら「テコの原理」で説明できるだろうが、作用点・支点・力点の位置関係が絶妙で子供の小さな力でも扱えた。

 それにしても最近は栓抜きの出番がない。缶ジュースはプルタブ(ステイオンタブ)となり穴あけの必要はないし、王冠付きのビンも少なくなった、栓抜きが錆びるのも当然だろう。たまに必要なときもあるが、そのときはキッチンバサミで間に合ってしまう。じつはこのキッチンバサミも相当古いが、いまなお現役でよく使うので錆びる暇はないのだ。

|

« 新しいピーマン | トップページ | ミンミンゼミの初鳴き »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 新しいピーマン | トップページ | ミンミンゼミの初鳴き »