アカマンマの花は
イヌダテ(犬蓼)は、アカマンマと呼ばれることが多い。
なぜアカマンマかは、この花の姿と色をみれば想像できるだろう、子供たちが赤い御飯にたとえて遊んだことによるとされている。図鑑によっては夏の花としたものもあるが、開花期間が6月から10月と長く、秋でも見ることができる。
ところで、これは「草ずくし」(白洲正子、新潮社)に書かれていたことだが、ある草の花がアカマンマと似ているとある。それは藍染の原料となるアイ(別名アイダテ)である。アイの花はいままで見たことがなく、もしかしてアイの花はブルーだろうかと思ったほどだが、調べてみたらそうなのかとなった。
まずは藍染に使うのは、アイの葉を発酵させた蒅(すくも)と呼ばれるもので、花は使われないようだ。それではアイの花はどうかとなると、これは赤と白の二種類があり、写真で見る限りでは形はアカマンマと似ている。じつはアイもアカマンマも同じタデ科で、その花が似ていて当然かもしれないとなった。
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