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2020/12/12

大きなイチョウの木の下で

 古い神社にある大きなイチョウがきれいに黄葉。その大きさは左下隅に立つ人の姿から想像できるだろうが、縦にも横にも大きい。

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 これは千葉県の京成八幡駅近くにある葛飾八幡宮の千本公孫樹(せんぼんいちょう)、推定樹齢1200年とされる国指定天然記念物。太い幹とその根元から生えた小さな子供のような木が合わさった大きなイチョウだ。

 ところで、そもそも木の大きさはどうやってみるのだろうか。検索したら巨樹・巨木林データベース(環境省)というものがあり、その中で計測方法を述べていることを見つけた。巨樹調査マニュアルによれば、”「調査木」は、地上から130cm の高さで、幹周が 300cm 以上の木です”とあり、さらにイラストで幹周りの測り方を紹介しているが、木の高さについてはまったくふれていない。つまり木の大きさは、高さでなく幹の太さなのだ。

 全国のデータを集めた巨樹・巨木林データベースによれば、日本一大きなイチョウは青森県の五能線北金ヶ沢駅近くにある「北金ヶ沢の大イチョウ」で、幹周りは22m。上の写真の葛飾八幡宮千本公孫樹は、幹周り12mでイチョウの第17位。日本で最も大きな木は、鹿児島県にある「蒲生の大楠」と呼ばれるクスの木で、その幹周りは24.9m。よく知られる屋久島の縄文杉の幹周りは16.1mだから、これらの木がいかに大きいか想像できるだろう。

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