この時季はサルスベリの花を公園や住宅地でよく見かける。花はピンクが多いが赤や白もあり、強い日差しに負けず咲いている。
「サルスベリ」の名は、木の樹皮がなめらかで猿がすべることに由来するとされている。実際に猿がすべるかは分からないが、「サルスベリ」の木の様子をよく表している。この樹皮にはもう一つ興味深い性質がある。まるで脱皮するかのように、古い樹皮が剥がれ落ちる。サルスベリの周辺を探せば、剥がれた樹皮の破片をいくつか見つけられるだろう。
上の写真、枝に引っかかっているのが剥がれた樹皮である。サルスベリは、枝先に咲き誇る花に目を奪われがちだが、ひとたび目を幹に向けるとこんな光景が見られる。
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