蘇るグレンミラー
グレン・ミラーは第二次大戦中に搭乗した飛行機とともに1944年12月行方不明となり、その生涯はグレンミラー物語としてジェームス・スチュアート主演で映画化されたが、グレンミラー本人が出演した映画がある。
銀嶺セレナーデ(Sun valley serenade)は、1941年に制作された映画。Sun Valleyというスキーリゾートを舞台にして、ノルウェーから来た元気がよい女性主人公に振り回されるラブコメディのような作品。じつはこの女性ソニア・ヘニーは、オリンピックのフィギアスケートで三連覇を果たした元アスリート、そのためかスキーやスケートシーンが多い。
その女性主人公のお気に入りのピアニスト(こちらは俳優ジョン・ペイン)が加入しているバンドのリーダーが、グレンミラー本人なのだ。トロンボーンを吹きながら指揮をする姿がこの映画に残されている。
上に載せた映像は、まさしく銀嶺セレナーデでの演奏シーンの一部、曲はIn the mood。この曲に加えてこの映画にはMoon light serenade, Chattanooga Choo Chooなどの演奏シーンもある。
ところでグレンミラーの名を冠するオーケストラは、本家アメリカに加えてイギリス、EU、スウェーデンにもある。いずれもサウンドだけでなく演奏スタイルもグレンミラー・オーケストラを再現しており、なかでもスウェーデンのグレンミラー・オーケストラ・スカンジナビア(Scandinavia)は、指揮スタイルまで完璧。それが下の映像だ。
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