最新チェキinstax mini Evoと遊ぶ
2021年12月3日に発売されたinstax mini Evoは、外観はクラッシクだが新機能をぎっしり詰め込んだ最先端チェキ。その注目点は以下の三つ。
1.明るいレンズ
従来のチェキは 60mm F12.7のレンズが搭載されていた。60mmは35mm換算で34mmぐらいでまあまあ広角だが、F12.7は背景のボケなどは期待できそうもない。ところが、Instax mini Evoのレンズは35mm換算で28mmF2。これはフィルムコンパクトカメラでもめったにない明るいレンズ。このレンズスペックは、2019年に発売された新時代チェキinstax mini LiPlayと同じでまさしく新世代のレンズ。
2.アナログカメラのような操作感
カメラ背面には液晶モニターと押しボタンが並ぶが、フィルターエフェクトはダイヤル操作、レンズエフェクトはレンズ外周を回す、プリントはレバー操作などアナログ操作感をたっぷり盛り込んでいる。また、従来のチェキ同様にボディ前面シャッターボタンに加えて、カメラを横持ちしたとき右人差し指がちょう当たる部分に二番目のシャッターボタンがある。いわゆるツインシャッターボタンを装備している。
3.強力なスマホアプリとの連携
このカメラはアナログ+デジタルのハイブリッド、スマホアプリと組み合わせるとデジタルガジェットに変身する。たとえばスマホアプリの「DIRECT PRINT」は、このカメラをフォトプリンターに変身させスマホ内の写真をプリント。「REMOTE SHOOTING」 は、このカメラをスマホで操作するリモートカメラに変身させる。「TRANSFERRED IMAGES」 は、カメラ内の写真を Instax フレーム付きでスマホへ取り込む。
まとめ
従来のチェキがシャッターボタンを押すと撮影・プリントが一気に行われるのと違い、このカメラは、まず撮影を行い、次にその中から気に入った画像を選びプリントする。いわゆる「プリンター付きデジカメ」のようなもの。実際に使ってみると、最新機能とクラッシックな外観のギャップが面白く、フィルム・レンズのエフェクトも多彩で様々な表現ができる楽しいカメラだ。
さらにレンズ性能の向上に加えてプリントモードに色彩豊かな instax-rich が追加され、従来のチェキからワンランクアップのプリント画質が得られるなど基本性能が向上していることも見逃せない。下はその撮影例。
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