« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »

2022/05/29

シジュウカラの声が響く初夏

 よく晴れた5月の午後、野鳥の声が大きく響き渡ったので窓の外を見たが正体は見えず、とりあえずICレコーダーで録音。それをYoutubeにある野鳥の声と聴き比べたら、シジュウカラのさえずり声のような。

 

 先日シジュウカラを見かけたが、そのときはチッチッチと短い鳴き声を上げながら木々の間を忙しく飛び回っていた。今回はそれとは違いピーツピーツピーツと長く鳴いていた。

 ところでNHKの科学番組で紹介されていたが、シジュウカラの鳴き声は、同じ天敵となるタカやヘビやカラスを警戒するときそれぞれ異なり、それは単語のようなものらしい。しかも単語を組み合わせて文章のようにもでき、仲間の鳥もその意味を理解する言語(鳥語)のように使われているそうだ。

 この鳥の鳴き声の研究がさらに進めば、鳥語翻訳アプリも夢ではないだろう。そうすれば散歩中に見かけた鳥が何を言っているのか分かるかもしれない。

|

2022/05/22

ピンクのカタバミは寝坊で雨がにがて

 ようやく五月晴れという言葉が似合う天気がやってきた。

Dscf3722-1t

 この時季になるとクローバーやカタバミの花を身近な場所で見かける。クローバーは近くの狭い歩道の端で日差しを浴びているし、カタバミは近くの木陰で花を開いている。上の写真は、ピンクの花をつけるムラサキカタバミ、このピンクは暗いなかでもよく目立つ。

 ところでムラサキカタバミの花は日中は開いているが、夜は閉じている。それでは何時ごろ開くかというと我が家の近くにあるものは朝8時近くにならないと開かないし、また夕方5時頃にはもう閉じ始めている。さらに雨だと一日中閉じたまま、つまり寝坊で雨がにがて。下の写真は朝8時のムラサキカタバミの花。

Dscf3773-1t

|

2022/05/15

ハコベの花弁は何枚?

 春の七草にも登場するハコベが、いま小さな白い花をつけている。

Dscf1471-1t

 ハコベを植物図鑑で調べると、花径は5-7mm、花弁5枚となっている。花径はその通りだが、パッと見た限りでは花弁数はもっと多いような。しかし別の図鑑でも花弁は5枚となっている、これはどういうことだろうか?

 このことを「野草・雑草の事典」(西東社)は、”ハコベの仲間はいずれも小さな白い5弁花を平らに開きますが、花弁が深く2つに裂けるので、10枚あるように見えます”と述べている。

Dscf1465-2t

 上の写真のようにぐっと近寄り花びらの様子を観察すると、付け根から1組2片が伸びている、このようなものが5組あり全体で花びらが10枚あるように見える。花びらは裂けたというより完全に分かれているように見えるが、その付け根は5か所しかないのだ。

|

2022/05/08

壺庭#3:天空の庭

 地面から上に伸びるパイプが途中で切断されそのままに、その中に小さな壺庭ができていた。

Dscf3808-1t

 コケに覆われた丸い庭の中に小さな葉をもつ草が育っている。右側に張り出しているのはカタバミだろう、上下に広がる小さな葉をもつものは何だろうか?

 いずれにしろ、これらの草は直径が缶ビールぐらいの狭い場所で生きている、しかもそこは地上から30cmも離れているのだ。ちょっと大げさだが、これを天空の庭と名付けたい。

|

2022/05/01

壺庭#2:四角い庭

 地元の私鉄駅横に小さな駐車場がある。その前を通ったとき背後からクルマがきたので隣の狭いスペースに退避したら、小さな壺庭を見つけた。

Dscf3843-1t

 たぶん駐車場の看板などを撤去するとき、それを支えていた鉄製四角柱を地面ギリギリの位置で切断したのだろう。地面に残された四角柱の中に土がたまり、そこに草が育っている。

 四角形の外縁はコケで覆われ、紅いギザギザな葉を広げ黄色い花をもつ草は、たぶんノゲシだろう。さらに隅に白い石があり、小さいながらも苔と石と草花が揃った完全な庭である。

|

« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »