20年前のフィルムカタログは
カメラ用品が入っている箱を整理したら、カメラ量販店が配布していた「フィルム完全カタログ」が出てきた。
いまからちょうど20年前、2002年版のそれは完全と名乗るだけあって、各メーカーが販売していたネガ、リバーサル、APS、モノクロ、特殊フィルム、レンズ付きフィルム、インスタントフイルムを網羅している。1ページに5~6種類のフィルム、全62ページだから合計300種類ぐらいのフィルムが紹介されている。
表紙にあるフィルム売り場の写真から分かるように、フィルムは棚の上から下までぎっしり詰まっている。これでも売り場の半分ぐらいだろうか、この隣に黄色いコダックのフィルムが同じようにぎっしり並んでいたはずだ。表紙からも、かつてのフィルムの勢いが分かるカタログである。
ところで地元の駅中にあった写真屋が閉店した。デジタルプリントに加えて店奥にフィルム現像プリント機を設置してあり、即日処理ができる便利な店だった。地元ではこのような店はここだけで、いまは最後の砦が消えたような気分なのだ。
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