柿色色々
今年は柿の実が少なく、それを目当てに集まる野鳥の声もいつもより静かな印象がある。
TVのお天気コーナーで、このところ晴天が多く冷え込みもあるので今年の紅葉は鮮やかと言っていたが、この葉の色づきを見るとそうらしいとなる。
ところで柿色という色名があるが、その言葉から思い浮かべる色は幅広いような。その色をオレンジに少し黄色味を加えたものとしたり、もっと暗い赤茶色に近いものとするものもある。調べてみたら、果実の表面の色に近い照柿色というものと、柿渋にベンガラを加えた暗い色調の柿渋色があり、どちらも柿色と呼ばれるそうだ。
柿の実は、はじめはミドリから黄色やがて赤みを増し、鳥がついばみ実が半分ぐらいになると赤黒くなっていく。自然の中の色は、時の流れとともに変化し、色名もそれぞれ変わる。この頃はこういう小さな変化を面白いと感じる。
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