「一汁一菜でよいという提案」(土井善晴、新潮文庫)を読む
しばらく前に話題となった「一汁一菜でよいという提案」(土井善晴、新潮文庫)を、遅ればせながら読みはじめた。
「一汁一菜」とは、ご飯に汁(味噌汁)と菜(おかず)それぞれ一品を合わせた食事の型だが、具だくさんの味噌汁はおかずにもなり、これとご飯があれば一汁一菜。つまり帯にある「ご飯と具だくさんの味噌汁。それでいい。」となる。
この本は、こうすれば美味しい料理が簡単に作れますという料理方法を紹介するのではなく、毎日の食生活を一汁一菜のような型にしたらどうかという考え方を提案している。それは短時間で作れるが、けっして手抜き料理ではない。
じつは我が家もときどき具だくさんの味噌汁を作ることがあり、そのときは「ねはみ」を心がけている。
「ねはみ」は、漢字で書けば「根葉実」であり、根もの(根菜類)、葉もの野菜、実もの野菜のこと。野菜を摂るときは、できるだけこのような三種類を合わせるようにしている。もちろん野菜は季節に応じて手に入りやすいものを選ぶ。例えば先日作った味噌汁は、下の写真のようにジャガイモとニンジン、白菜、カボチャに豆腐を加えている。これは十分おかずになる味噌汁だろう。
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