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2023/04/22

記念にレコードを

 ときどき立ち寄るカフェのマスターから、開店8周年記念ということでシングル盤レコードを頂いた。段ボール箱の中に20-30枚ぐらいの中古のシングル盤レコードが入っていて、お好きな1枚をどうぞというもの。

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 その多くは外国ポップスだが何枚かJPOPがあり、そこから「どうぞそのまま」(丸山圭子)を選んだ。これはシンガーソングライター丸山圭子による1976年リリースのボサノバ調の曲。作詞作曲は、もちろん丸山圭子である。

 ボサノバは1950年代にブラジル生まれの新しい音楽スタイルで60年代に世界中に広まった、ゆったりしたリズムで静かな印象をもつ曲が多い。1964年に発表されたアストラッド・ジルベルトが歌った「イパネマの娘」や「コルコバード」はビッグヒットとなり、世界中にボサノバを広めたそうだ。

 そのボサノバをとりいれた曲が1970年代中頃の日本で次々生まれた。「どうぞそのまま」は、1975年にリリースされた荒井由実の「あの日に帰りたい」とともに70年代和製ボサノバを代表する曲のひとつ。


 ところで記念品としてキーホルダーやボールペンなどは頂いたことはあったが、レコードは初めてのような気がする。

 しかし家に帰りレコード全盛時代をふり返ってみたら、アルバイト先でレコードを配るのを手伝ったことを思い出した。レコードといってもそれは小さなソノシート、収録されていたのは怪獣の声、つまりお客さんと一緒にきた子供へのプレゼントだった。カフェのマスターにはとても及ばないが、私もレコードを配ったことがあったのだ。

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