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2023/06/03

薬効が分かる植物図鑑

 ドクダミは薬になると、古くから言われている。民間療法では多くの病やケガに効く万能薬のように語られるが、いつも利用している植物図鑑にはその薬効や使い方は記載されていない。

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 「こんな薬草知っていますか、写真でみる薬用植物」(昭和61年)は、東京都衛生局薬事衛生課編集。薬用植物をそれぞれ見開き2ページで紹介、右ページに薬用となる部位や採取時期や使い方などの解説、左ページに写真を掲載している。

 たとえばドクダミのページを開くと、

  • 生薬名:ジュウヤク(十薬)
  • 薬用部分:地上部
  • 採取時期:6-7月(花期)
  • 調製法:日干し
  • 薬用:利尿、緩下、血管強化

 使い方

  • 乾燥したものはにおいがなくなって飲みやすく、クウェルシトリンなどの成分を含んでいる。
  • 民間では、利尿、緩下、血管強化の効があるので、急性腎炎、便秘症、高血圧に煎じて服用します(一般的な使用量 1日量10-15g)。
  • 漢方では、五物解毒湯に配剤され、かゆみ、湿疹に応用されます。
  • 生の葉をすりつぶすか、とろ火でやわらかくして練り、ガーゼにたっぷりつけてオデキやニキビにつけると自然にウミが出て早くなおります。

 等々が記載されている。

 この本は60種類の薬草を掲載している。その中には、これも薬草かとなる身近なものも含まれている。たとえば料理の薬味に使われる紫蘇(シソ)や生姜(ショウガ)、シソは、生薬名:ソヨウ、乾燥した葉は、発汗、解熱、鎮咳。ショウガは、生薬名:ショウキョウ、その根は、発汗、健胃、去痰などの薬用がある。

 また大輪の花で知られるボタンは、生薬名:ボタンピ、その根皮は鎮痛、鎮痙などに使われるとある。ただし園芸用として栽培されているボタンは、シャクヤクの根にボタンを接木したもの、つまりボタンピにならないなど興味深い話がぎっしり。

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